食品微生物検査

食品検査

当センターでは、自主的な衛生管理のために行う製品や原材料の検査、製品の納入など(学校給食・ホテル・スーパーなど)に係わる食品微生物の自主検査や、作業環境中での衛生管理を評価するための落下細菌検査などを行っています。
食中毒の防止ため、食品事業者の皆様には安全性を確保するために検査をされることをお勧めいたします。

検査項目

  • 一般生菌数
  • 大腸菌群
  • 大腸菌(E.Coli)
  • 腸管出血性大腸菌O157
  • 黄色ブドウ球菌
  • サルモネラ属菌
  • 腸炎ビブリオ
  • カンピロバクター属菌
  • かび
  • 酵母
  • クロストリジウム属菌
  • 乳酸菌数
  • セレウス菌

検査例・基準

食品衛生法の微生物の規格(成分規格)

※一部抜粋

食品分類 検査項目 基準
魚肉ねり製品 大腸菌群 陰性
冷凍食品
 生食用冷凍鮮魚介類
一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
腸炎ビブリオ最確数 100MPN/g以下
冷凍食品
 無加熱摂取冷凍食品
一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
冷凍食品
 加熱後摂取冷凍食品(凍結直前に加熱)
一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
冷凍食品
 加熱後摂取冷凍食品(凍結直前に加熱されたもの以外)
一般生菌数 300万/g以下
大腸菌 陰性
食肉製品
 加熱食肉製品(包装後加熱)
大腸菌群 陰性
クロストリジウム属菌 1000/g以下
食肉製品
 加熱食肉製品(殺菌後包装)
E.Coli 陰性
黄色ブドウ球菌 1000/g以下
サルモネラ属菌 陰性
容器包装詰加圧加熱殺菌食品 恒温試験(35℃14日間) 陰性
無菌試験 陰性

宮崎県の微生物の規格(指導基準・宮崎県成分規格目標※)

食品分類 検査項目 基準
漬物
 一夜漬(浅漬)
大腸菌 陰性
腸炎ビブリオ 陰性
生めん類
 生めん
一般生菌数 300万/g以下
大腸菌 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性
生めん類
 ゆでめん
一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性

弁当(加熱処理)
(調理ごはん類を含む)

一般生菌数 10万/g以下
大腸菌 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性
サルモネラ属菌 陰性

弁当(未加熱処理)
(調理ごはん類を含む)

一般生菌数 100万/g以下
サルモネラ属菌 陰性

そうざい(加熱処理)
(調理パン類を含む)

一般生菌数 10万/g以下
大腸菌 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性
サルモネラ属菌 陰性

そうざい(未加熱処理)
(調理パン類を含む)

一般生菌数 100万/g以下
大腸菌 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性
サルモネラ属菌 陰性

洋生菓子

一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性

和生菓子

一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
黄色ブドウ球菌 陰性
サルモネラ属菌 陰性
包装豆腐以外の豆腐 一般生菌数 10万/g以下
大腸菌群 陰性
生食用魚介類 一般生菌数 10万/g以下
カット野菜 一般生菌数 100万/g以下

生食用食鳥肉(たたきも含む)

糞便系大腸菌群 陰性※
サルモネラ属菌 陰性※
カンピロバクター 陰性※
黄色ブドウ球菌 陰性※

検査に要する標準的な期間

検査項目標準検査期間
一般生菌数 2~3営業日
大腸菌・大腸菌群2~5営業日
黄色ブドウ球菌3~5営業日
サルモネラ属菌4~7営業日
腸炎ビブリオ3~6営業日
カンピロバクター5~8営業日
カビ7~10営業日
酵母5~8営業日
恒温試験+無菌試験17~19営業日
無菌試験3~5営業日
セレウス3~7営業日
クロストリジウム属菌2~4営業日
耐熱性芽胞数3~4営業日
腸内細菌科菌群5~8営業日
腸管出血性大腸菌O1572~7営業日

セット項目・料金

生食用食鳥肉の成分規格目標

平成19年8月の宮崎県通知「生食用食鳥肉の衛生対策」により生食用食肉の成分規格目標に規程する項目について、1年に2回以上は登録検査機関で検査を実施することになっています。

当センターでは生食用食肉(鶏タタキ、鳥刺しなど)の検査を行っております。

生食用食鶏肉の成分規格目標セット[15,400円(税抜き 14,000円)]

糞便系大腸菌群・黄色ブドウ球菌・サルモネラ属菌・カンピロバクター

セット項目

給食などの検査に下記のセットもございます。

3項目セット 一般生菌数・大腸菌or大腸菌群・黄色ブドウ球菌

5項目セット 一般生菌数・大腸菌or大腸菌群・黄色ブドウ球菌・サルモネラor腸炎ビブリオ・O157

など

落下細菌

工場内の一般衛生管理に落下細菌検査をお役立てください。